銀色の糸
空から無数に
降り注ぐ
陽の光に
照らされて
ひとときの
幻のように
優しい時間が
流れていった
.......
おもたいくうきを
つきぬけて
おおぞらに
にじ
かがやく
.......
雨が降る
闇をすり抜け
雨が降る
音を響かせ
乾いた土に
膨らむ蕾に
貴方の上に
私の心に
雨が降る
すべてを潤し
雨が降る
眠りの街に
.......
宇宙の果ての冒険者は
大海原の男たちは
原野を拓く移住者たちは
異国を旅する商人は
家を守る女たちは
いったい何を
考えただろう
遠い潮騒のように
世界を包む
雨の中で
.......
暗闇に
静寂の音が
満ちる夜
幾漠か
混じる
雨の音
妖艶なまでに
ひっそりと
屋根屋根を濡らし
過ぎてゆく