「きみ」
ぼくのとなりで
ほほえむきみは
くろいひとみに
ひかりをたたえ
ぼくのこころを
みすかしている
ぼくのとなりで
ほほえむきみは
すんだひとみに
みらいをやどし
ぼくのしらない
そらをゆめみる
.......
「まど」
なにとはなしに
きがつけば
きみのえがおを
みつめてた
ひえこむかぜに
くもたかく
ふゆのひかりが
やどるそら
なにとはなしに
きがつけば
きみのひとみが
ぬれていた
ふるえるこころ
つつむよに
まどがびりりと
ざわめいた
.......
「あかるいやみに」
あかるいやみに
まいおちるもの
かぜにはこばれ
ひかりをうけて
おともたてずに
かがやききえる
あかるいやみに
ふりしきるもの
それがあまりに
とうめいなので
きみのひとみも
つめたくひかる
.......
「とうめいなじかん」
ぼくのなかを
すぎる
とうめいな
じかん
ながれ
よどみ
たゆたい
うねり
ぼくのなかを
きみのなかを
とうめいに
ながれゆく
おともたてず
なおひそやかに
きらきらと
きらきらと