ゆらめき
そこにある
虚構
そこにある
真実
まざりあい
境界は無く
姿あるものが
真実となる
この世界の
大いなる
まやかし
* * * * *
一条の光さえ届かない
深海の底で
得体の知れない
不思議なさかなが
不意に吐き出す
ためいき
ひとつ
ためいきの泡は
揺らぎ のぼり
やがて波間で
弾けて 消える
その瞬間に
きらめく言葉を
そっとすくって
こぼれないよう
けれども今は
なくなりかけの
歯磨きチューブを
絞れど 絞れど
何も出ない
そんな虚ろが
私を満たす
* * * * *
世界中の誰一人
覚えていない
約束は
果たされぬまま
どこをさまよって
いるのだろうか
その約束のように
いつか私も
忘れ去られて
しまうのだろうか
* * * * *
星を仰ぐ
涙も凍る
夜明け前
何億光年の
彼方より
私に届いた
光の粒子
名も知らぬ
星の一つが
この瞬間に
砕け散る
確かめることは
できないけれど
瞳の裏に
宇宙は広がる
無限の闇から
遥か地球に
降り注ぐ光を
抱きしめよう
消えゆく
きらめきを
今
この瞳で…
* * * * *
歩いていても
止まっていても
泣いていても
笑っていても
時間は過ぎる
未来へと
今日しかない
今日という日を
今しかない
この瞬間を
自分自身が
生きた証を
刻みながら
一瞬一瞬
大切に
生きよう
たとえ
どんな嵐でも
たとえ
どんな運命でも
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