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「あるく」

「白紙」

めのまえにひろがる まっしろなかみに
いったいなにを かきえがこうか

ひとさしゆびを そっとだし
みえないせんを しずかになぞる

ぼくのいのちは しずかにひかり
かみのむこうまで つづいていく

くりかえされる じかんのなかで
ひそやかにつよく いきていこう

めのまえにひろがる まっしろなかみが
やがてぼくのいろで そまるように

.....

「例えようのない不安の中で」

だいじょうぶ だいじょうぶ

そう
じぶんにいいきかせて

たちあがる

ひとつのいしをもって


だいじょうぶ だいじょうぶ

わたしならきっと
だいじょうぶ

そう
じぶんをおちつかせて

うごきだす

あしたへとむかって

.....

「手中」

うしなったものが
おおきいか
ちいさいか
なんて

うしなってみなきゃ
わからない


でも

うしないたくないものは

わかるから


しっかりとつかんで

あるいていく

.....

「知」

ただひとつ ぼくがしっているのは
かならず あしたが くるということだ

.....

「わたし ひとり」

うきあがり
しずみこみ
はばたいて
らっかする

わたし

よるとひるとの
さかいめはなく
やみとひかりに
つつまれながら

わたし

ひとりあるく

わたし

ひとりいきる

(2006.02.02)

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