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青月堂の6ヶ月


〜7〜 銀の記憶・1


 今日はクリスマス・イヴ。
 ゆうこさんから、夜の散歩に誘われている。
『たまには散歩してみてもおもしろいですよ。行きましょ、ぜひ』と。
 熱を出した日以来、彼女の外出はぴたりと止んでいた。
「世の中カップルばっかりか」
 青月堂に置いてある雑貨は女性に人気が高く、近頃の客はラッピングを頼む男性ばかりだ。
「ありがとうございましたー…っと。さて、そろそろ閉めるかな」
 ゆうこさんは店の片づけ(整理)をしている。
「出かけるんだろ、ゆうこさん」
「あ…、つき合ってくれるんですか」
「もちろんさ。誰が君みたいなかわいい子の頼みを断ると思う? 着替えてくるから、君も着替えておいで」
「はい。それじゃ」
 戸締まりをし、外出できるように着替え、店の裏口(家の玄関)で待つ。
ほどなくして現れたゆうこさんは、一段と綺麗だった。
「で、…どこ歩くの?」
「途中、コンビニでカクテルでも買いませんか。今日はイヴですもの。気分だけでも乾杯しなくちゃ」

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