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小さな女の子が
夜空の星にお願いをしていた。
窓を開けて
明日のことをお願いしていた。
ふと見ると
きらきら輝く雪のようなものが落ちてくる。
少女は手をのばした。
できるだけいっぱいのばして
その輝きを手のひらにのせた。
息をのんで
そっと見ると
そこにあったのは
小さな輝き。
熱くもなく冷たくもなく
重さもなく形もなく
ただただ静かに
それはそこで光っていた。
「いいものを見つけた」
そう思った少女は
いつもポケットに入れて
星を持ち歩くことにした。
呼びかけても答えない。
あるのか無いのかさえ分からない、星。
時々少女は
星を取り出して眺めていた。
いつの間にか
無かったらどうしようと
いつも不安に思うようになった。
そして
こっそりポケットから取り出しては
あるのを見て安心した。
ママの小言だって
お兄ちゃんのいじわるだって
お隣の犬のベッキーが騒ぐのだって
星といれば
へいちゃらだった。
誰も知らない宝物と一緒に
少女は大きくなった。